2013年5月24日金曜日

親子DE森林教室(宮城郡利府町)


えみです。

日一日と暖かい季節になり、森林浴などに出掛けたくなりますね。
東北は山・川・海など自然に恵まれ本当にすてきな所です。

仙台市の隣の町、宮城郡利府町にある「宮城県青少年の森」に出掛けてきました。

今日はここで「親子DE森林教室」というイベントが行われます。

福島原発の影響で、日頃から屋外遊びが制限されている福島県の親子を招いて、宮城県の森で楽しく1日を過ごしてもらいたいという趣旨でイベントは開催されました。

主催したのは環境保全に努め森林づくりに取り組んでいる公益財団法人「ニッセイ緑の財団」です。
「ニッセイ緑の財団」は大震災以降、自然や環境への関心が高まっている中、被災地復興支援のプログラムとして各地で森林教室を開催してきました。
子どもたちや地域の皆さんに森林にふれあう機会を提供し、森林愛護の普及啓発活動に努めています。




早朝、約45名の親子を載せて福島市を出発した大型バス2台が、会場の「ニッセイ利府の森」に到着しました。
バスから親子が続々と降りてきます。
受付で名前を言うと、ヘルメット、軍手、タオルが手渡されました。

早速、班ごとに分かれて活動場所まで山登りです。

小さい子どももがんばって登っています。

山の上に到着です。
簡単に開会式が行われました。

震災以降、4回目の親子森林教室となります。
今日は宮城県森林インストラクター協会さんの協力を得ながら活動をしていきたいと思います。
楽しい一日となりますように。ケガしないように気をつけて活動してください。
(「ニッセイ緑の財団」代表より)



参加者の親子はグループ8班に分かれ、
宮城県森林インストラクター協会のスタッフと一緒に活動開始です。


スコップで土を掘り、植樹しました。

見頃はいつごろでしょうか。
プレートの裏に全員の名前を書いて、植樹は完了。
















次は枝打ち体験。
真っすぐきれいに成長した木を育てるため必要な作業だそうです。(なるほど•••••。)

 
ものすごく長い枝切りノコギリが登場しました。

結構、子どもでもできるのですね。
たくさんの枝を器用に切り落としていました。



山の中をうれしそうに走り回る子もいました。
子どもはやはり自然が大好きです。



次の活動場所である「宮城県青少年の森」へバスで移動です。

お腹すいた~。お昼は餅つき大会。


手伝ってもらいながら臼でお餅つき。
どの子も真剣です。
ずんだもち、くるみもち、そぼろもち、いちごだいふく!


あんこ玉の中に果物を入れてフルーツ大福の出来上がり!
子どもたちは楽しそうに特製の大福を作っていました。







太陽が出てきて天気も良くなり、シートを広げ「いただきます」
すごいご馳走に大満足の子どもたち。
自分でついたお餅はおいしい!













お腹いっぱいになった後は少し休憩し、自然観察ゲームです。
班ごとに分かれ、指令カードをもらいます。早速出発です。


その1 早く動く、足がある生き物を捕まえてね。夢中で土の中を掘り始め昆虫を探し始めました。










その2 水の中にある卵を触ってきてね。
   サンショウウオやカエルの卵を発見。
   子どもたちは興味津々。交代で恐る恐る触っていました。

















カブトムシの幼虫を発見しました。
お土産にもらい大満足。

森林インストラクターさんとネイチャークラフトづくりです。

自分だけの作品がどんどん出来上がりました。

ヒノキの実、どんぐり、松ぼっくりなど自然の素材を使うと、あっという間にすてきな品に生れ変わりました。
お金も掛けずにこんなに素敵な物ができるんですね。
森林インストラクターさんの器用さには驚きました。


最後に記念撮影。楽しかったね。


楽しかった時間もあっという間に過ぎてしまいました。
別れの時間です。

昨日から今日の準備をしていただきました宮城県森林インストラクター協会さんに「ありがとう」の拍手をしましょう。
今後もこのような企画をして行きたいと思います。楽しかった思い出になればうれしいです。(ニッセイ緑の財団の入口雄太さんより)
(「ニッセイ緑の財団」入口雄太さん



宮城県森林インストラクター協会(愛称 けんたろす)
分らないことがあったらいつでもこの森に遊びに来てください。

《参加者の方に今日の感想と震災後からの様子を聞いてみました。》

子どもの様子は震災時から比べると少しずつですが落ちついてきたように思われます。
しかし、屋外遊びが制限されているので親子ともにかなりのストレスはあります。
宮城県の山に来て土いじり、自然体験ができいい思い出になりました。


福島市内から来ました。避難区域外ということで何の支援もありません。
避難区域外ですが被爆線量は現在でも高いエリアはあります。
避難したくてもできない。現在も被爆し続けている私たちの気持ちを少しでも分かってほしい。

子どもの健康状態が心配です。「大丈夫」と言われても確かな保証はありません。
見えない不安で常におびえている状態です。

屋内ばかりにいると子どもに対して怒ってばかりいるんですよね。嫌ですね。
子どもは何も言いませんが精神面、身体的に健全に成長しているか非常に不安です。
やはり、子どもにはのびのび生活させてあげたいですよね。


《取材を終えて》
世の中、暮らしが便利になった反面、子どもたちは自然と触れあう機会が昔と比べて非常に少なくなってしまいました。昔の子どもたちが当たり前に体験していたことが今の子どもたちはできないのです。子どもたちが自然と触れあいながら学ぶことはたくさんあったはずです。
豊かな暮らしを優先してしまった代償でしょう。今日の子どもたちの生き生きとした様子を見て将来の子どもたちのためにも自然を残し、環境保護に努めなくてはと再認識しました。

そして震災後、外で思いっきり遊べない福島県の子どもたちの様子、母親の気持ちもお話を聞くことができました。

震災から2年が経過し、復興へと各地域では努力しています。
福島県にいる親子も毎日、一生懸命生きています。
しかし、個人では解決できないたくさんの問題がまだ山積みです。

福島原発の影響で家族がバラバラに生活せざるをえない状況。
屋外制限による子どもたちへの精神面での不安。

私たちは福島県に住んでいる人たちの生の声を聞いて現状を知ることが大切だと思いました。
生の声を聞くことによって、これまで伝えられてこなかったものが数多く見えてくると思います。
そうして、福島県に住んでいる人たちが少しでも救われ勇気づけられることを願っています。

2013年5月23日木曜日

徳仙丈山のツツジ散策(気仙沼市)

こんにちは。kaiiです。
暖かさに誘われて気仙沼のツツジの名所「徳仙丈山」を散策にきました。

徳仙丈山は、市の西部、旧気仙沼市と旧本吉町との境にそびえる標高711mの山です。日本最大級のツツジの群生地で約50万本のヤマツツジ、レンゲツツジが新緑の山を朱紅色に染めます。
例年、5月中旬から6月上旬のツツジの見ごろには多くの人が訪れます。

レンゲツツジのつぼみ

平成25年5月20日現在のレンゲツツジ

5月20日現在、ツツジはまだつぼみでした。開花までにはもう少し時間があるようです。

平成24年5月26日撮影のレンゲツツジ

ツツジが咲くと、花の向こうに青空とコバルトブルーの気仙沼湾がきれいに望めます。

ツツジの向こうに望む気仙沼湾(平成24年5月26日撮影)

ツツジがきれいに見えるポイントの第2展望台に到着すると、数組の観光客が来ていました。
「まだ咲いてなくて残念です」と地元から花を見にきたという女性が話しました。

気仙沼湾は低い雲が立ち込めて望むことができませんでした(平成25年5月20日撮影)

震災後、医療ボランティアとして気仙沼で活動していたという岡田知子さんは、「気仙沼の様子を知りたくて1年ぶりに来ました。震災から1カ月間ほど後に気仙沼入りし、約1カ月支援活動をしました。その時はまだガレキだらけの町でした。今の気仙沼は何もなくなって少しさびしく感じます」と話しました。



1年ぶりに訪れたこの日は、東京の友達に薦められた観光スポット「徳仙丈山」にツツジを観に来ました。「雲が立ち込めて海も見えないし、ツツジの花も1輪も咲いていなくてとても残念でした」と話しました。

ヤマザクラがきれいに咲いていました(平成25年5月20日 撮影)

岡田さんは気仙沼の沿岸部を訪ねて、町の様子が少しずつ復興に向かっていることを感じていました。


気仙沼で支援中に知り合いになった人を訪ねたり、友達と観光や食事などをして気仙沼を満喫し、楽しい時間を過ごしたそうです。
  「気仙沼が大好きです。また遊びにきます」

1年後、2年後、多くの人に気仙沼を忘れずまた訪れてほしいと思います。
たくさんの人が気仙沼のおいしいものを満喫し、楽しい時間を過ごして気仙沼ファンになってほしいと思います。

迎える側の私達が地元の魅力の発信し続け、おもてなしの心でたくさんの人をお迎えしたいと思います。


徳仙丈山のツツジの開花状況は気仙沼市のホームページでも確認できます。
徳仙丈山のつつじ開花情報
http://www.city.kesennuma.lg.jp/www/contents/1368169359908/index.html


(取材日 平成25年5月20日)

2013年5月22日水曜日

週刊ココロプレス 第48号

ココロデスクです。

宮城県仙台市が誘致活動に取り組んできた「第3回国連防災世界会議」が、2015年3月に仙台市で開催させることになりました。

仙台市が開催地として名乗りを上げたのは、東日本大震災が発生から日も浅い2011年5月。
それ以来、「東日本大震災の経験と震災からの復興を世界にアピールするとともに、仙台・東北の経済復興や活性化を図る」ことを目的に進められてきた誘致活動が実を結び、去る5月14日の閣議で了承されたのです。


会議の出席者は5000人以上。関連行事を含めれば延べ4万人以上の参加が見込まれています。

これほど大規模な会議ですから、ホストである仙台市は「宮城県をはじめ、岩手県、福島県の被災三県、大学、地元経済界などの関係機関と連携して取り組みを進めるとともに、会議開催を通じて、仙台・東北の復興や被災地の経験や教訓を世界に発信し、世界の防災文化発展に貢献してまいります」と、被災した地域全体の連携、復興、そして防災をテーマに世界に貢献するという、大きなビジョンを描いているようです。

これを機会に、沿岸部の復興プロジェクトや東北の観光を後押ししていこうという動きも活発になることでしょう。



震災から2年が過ぎた今、新しい局面を開く時期が来ています。

防災会議開催までに与えられた2年という準備期間は、会議に直接の関わりがない企業、団体や個人にとっても、「何か」を企画して形を成すためには程よい長さかもしれません。

国連防災会議を1つのきっかけに、新しい動きが生まれることを期待します。


<もくじ>
■イベントガイド
■今週のダイジェスト (5月14日~5月21日)
■編集後記

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■イベントガイド
 復興を願い、復興の姿を見ていただけるイベントです。
 ※詳細は主催者にお問い合わせください。
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齋理屋敷初夏の企画展「端午の節句」
2013年4月23日~5月26日
蔵の郷土館 齋理屋敷
http://www.marumori.net/sairi.html

亘理のいちご狩り
開催中2013年6月下旬まで ※完全予約制
亘理町内の観光いちご農園
亘理町役場
http://www.town.watari.miyagi.jp/events/

第7回まるごとうーめんまつり
2013年4月6日~6月16日
白石市はじめ県南各地
仙台・宮城観光キャンペーン白石市推進協議会(商工観光課内)
0224-22-1321

松島「復興ありがとう」水中花火
2013年5月25日 ※荒天時中止
松島湾 ※松島海岸中央広場よりご覧いただけます。
松島観光協会
http://www.matsushima-kanko.com/

おいしおがま 初夏の食べ歩き
2013年5月24日~6月2日
塩竈市内参加店
おいしおがま実行委員会
http://oishiogama.jimdo.com/

船から楽しむ「松島の月」
2013年5月25日
松島観光桟橋(松島町)
松島観光協会
http://www.matsushima-kanko.com/
松島島巡り観光船企業組合
022-354-2233

第20回記念サン・ファン祭り
2013年5月25、26日
石巻サン・ファン・バウティスタパーク 宮城慶長遣欧使節船ミュージアム(石巻市)
慶長遣欧使節船協会
http://www.santjuan.or.jp/

南三陸ガイドサークル汐風による語り部教室
2013年5月26日
南三陸さんさん商店街観光協会語り部ブース (南三陸町志津川)
南三陸町観光協会
http://www.m-kankou.jp/event/3042.html/

第26回田束山つつじ祭り福興市
2013年5月26日
伊里前福幸商店街(南三陸町歌津字伊里前)
http://www.m-kankou.jp/event/4686.html/

第4回夢いちごの郷感謝デー ふれあい市
2013年6月2日
農産物直売所『夢いちごの郷』(山元町)
夢いちごの郷友の会
http://www.town.yamamoto.miyagi.jp/kankou/pdf/4thfureaiichi.pdf

伊里前福幸青空テント市
2013年6月2日
伊里前福幸商店街(南三陸町歌津字伊里前)
http://www.m-kankou.jp/event/4660.html/

我歴(がれき)stock in 女川 〜出航編〜
2013年6月2日
女川町総合運動公園第二多目的運動場
http://www.onagawa-fkm.com/

しおがまイケ麺ラリー
2013年6月8~23日
塩竈市内の参加ラーメン店・そば店
しおがまイケ麺ラリー実行委員会
022-364-1165


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  ■今週のダイジェスト (5月14日~5月21日)
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2013年5月15日水曜日
「ゆりあげ港朝市」が被災現地で営業再開 (名取市閖上)
宮城を代表する朝市の1つである名取市閖上(ゆりあげ)地区の「ゆりあげ港朝市」が、5月4日、被災した従来の場所で2年2カ月ぶりに営業を再開しました。再開初日は、早い時間帯からアカガイをはじめとした魚介類、地物の取れたて野菜、さまざまな加工食品や日用雑貨などが飛ぶように売れ、「売るものがなくなった」と、うれしい悲鳴があちこちから聞こえてきました。

2013年5月15日水曜日
福幸商店街、春のイベントが目白押し!(南三陸町歌津伊里前)
本格的な初夏の到来――。薫風の中では、初夏らしいイベントが各地で開催されますが、ここ南三陸町もでもイベントが目白押し。『しろうお祭り』『南三陸復興市 in 伊里前』『福幸商店街青空テント市』。その魅力と楽しみ方をお知らせします。
http://kokoropress.blogspot.jp/2013/05/blog-post_15.html

2013年5月15日水曜日
のりフェス!桂島の人たちと楽しもう(塩竈市浦戸諸島)
東日本大震災によって被害が大きかった浦戸諸島桂島の人々の復興の思いを込めて、昨年に引き続き第2回「塩竈浦戸のりフェスティバル」が開催されます。東日本大震災では被害が大きかったにも関わらず、1人も犠牲者を出さなかった浦戸諸島の各島々。人々の連帯感の強さを感じます。その浦戸諸島でとれた海苔を使った新メニューが楽しみです。
http://kokoropress.blogspot.jp/2013/05/blog-post_4343.html

2013年5月15日水曜日
「仙台・青葉まつり」でお待ちしています (仙台市)
5月の第3土・日曜日は、恒例の「仙台・青葉まつり」メーン会場の1つとなる「定禅寺通り」の街路樹は、その色の濃さを日ごとに増していました。今年は慶長遣欧使節団の出発から400年の記念すべき年。サン・ファン・バウティスタ号を模した山車も繰り出すようです。
http://kokoropress.blogspot.jp/2013/05/blog-post_4951.html

2013年5月16日木曜日
“走るスーパー”、ますます大活躍中! (南三陸町/登米市)
震災から1年が過ぎた昨年2012年3月。登米市に本社がある「ウジエスーパー」は、南三陸町や旧津山町など仮設住宅が数多くあるエリアを中心に移動販売車の運行を始めました。大型バスを改造した移動運搬車を追い掛けてきました。
http://kokoropress.blogspot.jp/2013/05/blog-post_16.html

2013年5月16日木曜日
「One Park」で音楽が響いた日(石巻市魚町)
ゴールデンウィークのある晴れた日、日和大橋のたもとにあるOneparkを会場に音楽イベント「PARK ROCK ISHINOMAKI」が開催されました。「被災地石巻で音楽を楽しむことでいろんな化学反応が起きるのではないか、そして震災を未来へ語り継ぐためにも少しでも多くの方に足を運んでもらいたい」という想いが込められたこのイベントで、観客もミュージシャンも盛り上がりました。
http://kokoropress.blogspot.jp/2013/05/one-park.html

2013年5月18日土曜日
気仙沼に復興の槌音~2012年秋から半年を追い掛けて~(気仙沼市)
気仙沼の港は少しずつ復旧作業が進んでいます。漁船の係留場所、魚市場、嵩上げされた土地には水産加工場や保管用冷蔵庫などが建ち始めました。これらの復旧で、気仙沼の雇用のが拡大することを願います。
http://kokoropress.blogspot.jp/2013/05/2012.html

2013年5月19日日曜日
水張り田んぼと夕空。初夏だけの特別な雄景 (石巻市上品山)
宮城の春の原風景は「田植えの頃の田んぼ」。水が張られ、田植えが行われ、そして苗がまだ若いこの1カ月。田園地帯は、この季節だけの素敵な光彩に満ちあふれます。“お米の国”だけの、特別な風景です。

2013年5月21日火曜日
「ゆりあげ港朝市」にカナダとの友好記念館 (名取市)
震災から2年2カ月ぶりに元の場所で営業再開を果たした「ゆりあげ港朝市」に、カナダから木の香あふれるプレゼント「カナダ-東北友好記念館『メイプル館』」が贈られました。カナダ大使館のポール・トッピル公使は、「末長く友好と経済交流のシンボルになるでしょう。朝市が地元経済に新しい活力を与えることを期待します」と語りました。新たなランドマークの誕生です。
http://kokoropress.blogspot.jp/2013/05/blog-post_21.html

2013年5月21日火曜日
塩竈を食べる「おいしおがま」を開催 (塩竈市)
塩竈市で、初夏の食べ歩きイベント「おいしおがま」が始まります。市内の39店舗で、和洋中の料理をそろえた30の飲食店に、かまぼこ、菓子など9の土産物店が加わります。各店とも、かなりお得なメニューを揃えています。実行委員長の菊地誠悦さんは、「塩竈は食も魅力的です。いろんなお店を回っていただいて、こんなにおいしい店があるんだなと気づいてもらいたい。多くの方のお越しをお待ちしています」と、抱負を話していました。
http://kokoropress.blogspot.jp/2013/05/blog-post_7596.html

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■編集後記

5月13日、宮城で復興事業に取り組んでいる方々の合同事業報告会が開催されました。

「あの日から3年、いまを知り、つながる夜 ~宮城で復興に取り組む5人と酒蔵の物語~」

この日発表に臨んだのは5人。いずれも、一般財団法人地域創造基金みやぎ(通称:さなぶりファンド)が主宰する資金調達プログラム「あづめっちゃ」が公募・審査のうえサポートしている団体の代表です。

また、ゲストとして地元酒造会社「一ノ蔵」の名誉会長も登壇。被災孤児に学び・自立の機会を継続的に提供する「ハタチ基金」に売り上げを寄付するために、昨年に引き続き発売した特別純米生原酒「未来へつなぐバトン」の取り組みを発表しました。 

取り組む内容はさまざまですが、いずれも「未就学・幼児」「子ども」「若者」「中高年」「高齢者」という、「世代」を切り口としています。道路や港湾、建築物などと違って、一人一人の暮らしや事情など目に見えにくい課題に取り組んでいることが特徴です。

興味深いテーマばかりなので、今後、ココロプレスでも取材をしていきたいと思います。



この事業報告会は、この日に先立って東京でも2回開催されたそうです。

「1団体115万円×5団体=575万円」が寄付調達の目標。

「目標までは、まだまだ。一人でも多くの方に支援していただきたいです」と主催者。


募集期間は5月31日まで。
どんな事業が進んでいるのか、詳しくはこちらをご覧ください。

一般財団法人地域創造基金みやぎ(通称:さなぶりファンド)
http://www.sanaburifund.org/


(ココロデスク)

2013年5月21日火曜日

塩竈を食べる「おいしおがま」を開催 (塩竈市)

皆さん、こんにちは。スーサンです。

5月24日(金)から6月2日(日)は、塩竈を大いに食べてもらいましょう。

これは何のことかと言いますと、塩竈市で、初夏の食べ歩きイベント「おいしおがま」が始まるのです――。「心とこころのふれあい」「人と街のふれあい」をモットーに、食のまち「塩竈」をアピールしていきます。

開催場所となるのは市内の39店舗で、和洋中の料理をそろえた30の飲食店に、かまぼこ、菓子など9の土産物店が加わります。各店とも、かなりお得なメニューを用意するとのことです。

参加方法は、6枚つづりのチケットを購入してもらうことから始まります。金額は前売り、当日売りとも同一の3千円。チケット1枚は5百円に相当します。各店のメニューは1~3枚の範囲内で提供されることになっていて、必要枚数分を手渡すというものです。

おいしい店がたくさんあります。6枚つづりのチケットは前売り・当日売りでも3000円です

メニューの中身ですが、一部をのぞいて見ましょう。

飲食店では期間限定のものがお目見えします。

塩竈は、生マグロの水揚げなどで全国に知られる港町。食材はまず、新鮮な魚介類です。すし店や和食店では、握りずしや海鮮丼などにネタの選択や味付けなどで最大限の工夫を凝らします。

さまざまなアラ汁のほか、サンマのつみれ、タラが入る塩釜汁なども食欲をそそります。珍しいものでは、クジラのみそ煮込みがあります。

「すず禅」で提供する特製海鮮丼(3枚=1500円)。ドリンク付きです
魚を使うのはイタリアンでも一緒のようです。地元の藻塩でマキアート(染み付け)する魚介スパゲッティや、桜エビと塩タラのフリット(揚げ物)などがテーブルに。中華も同様に、塩タラの麻婆飯やエビちり焼きそばなどが皿に盛り付けられます。

肉類もご賞味ください。塩竈を代表する美味の1つです。極上ハラミを使った焼き肉や、特製だれが効いたホルモン焼きなどに舌鼓を打ちたいものです。

「TAVERNA GIRO」の「スパゲッティーニ『魚介と塩竈の塩で
マキアートに』」(左、2枚=1000円)、「塩竈蛮紅華海鮮リゾット」
(3枚=1500円)
「中国料理 彩龍」が企画した、「塩釜の塩タラ麻婆飯(手前左)」、
「塩釜の塩タラタンメン」(手前右)などの「塩釜復興紅白セット」
(2枚=1000円)
土産物では、地元で愛されるかまぼこや菓子が詰め合わせで販売されます。近年人気の藻塩は購入だけでなく、製造を体験することができます。藻塩を使ったジェラートもあります。おいしい日本茶のセットもどうぞ。

食べ歩きの合間には、塩竈のまちに浸って、歴史や文化を感じてみるのはいかがでしょうか。「奥州一の宮」である鹽竈(しおがま)神社、藻塩の神事が行われる御釜(おかま)神社、老舗酒造の「浦霞」「阿部勘」の酒蔵をはじめとして、見どころは少なくありません。

「蒲鉾の水野本店」が用意するかまぼこの詰め合わせ
(2枚=1000円)。エビ、野菜、イカの「ちぎり天」が15個入り
塩釜の藻塩を使ったジェラートトリプル
(3種盛り)は1枚(=500円)です。
「カフェ&野菜ジェラート専門店 えんふぁん。」が提供
市中心部から離れる「おいしおがま」の店舗へは、全区間百円で乗車できる市営バス「しおナビバス」の利用で、気軽に移動できます。

「おいしおがま」を主催する実行委員会は、塩釜商工会議所や塩釜市青年四団体連絡協議会などで結成されています。

実行委員長の菊地誠悦さん(菊地製作所取締役部長)は、「塩竈は食も魅力的です。いろんなお店を回っていただいて、こんなにおいしい店があるんだなと気づいてもらいたい。多くの方のお越しをお待ちしています」と、抱負を話していました。

1200年の歴史を誇る「鹽竈神社」など、食べ歩きの合間に
訪ねてみたいところは少なくありません
(写真提供:塩竈市観光物産協会)
10日間の開催期間中は、JR仙石線・本塩釜駅の神社参道口にのぼりが立ちます。間近にある塩竈観光物産案内所では、チケットの当日売り(午前10時~午後7時)を行います。

24日(金)、25日(土)、26日(日)は、宮城県観光PRキャラクターの「むすび丸」が、同案内所や各店舗でお出迎えをするといいます。

チケットの前売りは、同案内所のほか、塩釜商工会議所、しおがま・まちの駅で扱います。

チケットを使い切ってもらうために、土産物店の一部では、1週間延長となる6月9日まで利用できるということです。

楽しいイベント開催まで、もうすぐです。

◎問い合わせ先
・塩釜商工会議所☎022-367-5111
◎「おいしおがま」ホームページ
http://oishiogama.jimdo.com/
※イベント概要をダウンロードできます

(取材日 平成25年5月14日)

「ゆりあげ港朝市」にカナダとの友好記念館 (名取市)

皆さん、こんにちは。スーサンです。

前にお伝えしたように、名取市閖上(ゆりあげ)地区の「ゆりあげ港朝市」が5月4日、2年2カ月ぶりに元の場所で営業再開を果たしました(下記リンク先を参照)。

「ゆりあげ港朝市」が被災現地で営業再開 (名取市)
http://kokoropress.blogspot.jp/2013/05/blog-post_3001.html

この営業再開に合わせ、新たにランドマークとなる「カナダ-東北友好記念館『メイプル館』」(496㎡)がお披露目されました。

木の質感があふれる本格建物です
この施設は、一足早く朝から営業を始めていた朝市の店舗棟2棟(285㎡)とともに、「カナダ-東北復興プロジェクト」の一環として建設されました。

このプロジェクトは、カナダの連邦政府、ブリティッシュ・コロンビア州政府、アルバータ州政府、林産業界の団体であるカナダウッドグループが共同で行っています。東日本大震災の被災地に対しての支援活動であり、カナダ産木材を使用した公共施設の建設を推進し、復興を後押しするものです。

同プロジェクトの採択施設としては、今年1月に名取市図書館の敷地内に完成した、「どんぐり・アンみんなの図書室」(240㎡)に次ぐものとなりました。

カナダ輸入住宅の販売で全国展開しているセルコホーム(本社・仙台市)が、朝市の現地再建を強く望む「ゆりあげ港朝市協同組合」の意向を汲んで、このプロジェクトに名取市と名を連ね応募し、採択されたといいます。

この日初めて一般開放され、大勢の人でにぎわいました
メイプル館には、ツーバイフォー工法による朝市の店舗棟と違って、ポストアンドビーム工法と呼ばれるものが採用されています。緩やかな曲線を描く屋根が特徴で、カナダでは公共施設などで多く見ることができるといいます。

天井や梁(はり)にはヒノキの一種であるダグラスファーが、ウッドデッキや壁には杉に類するシダーが、床にはナラの木であるオークが、それぞれ使われています。いずれも、カナダ産材を代表する樹種とのことです。入館すると、心地よい木の香りが漂います。

メイプル館は現在のところ、カナダ文化を紹介する展示コーナーや、閖上地区で生じた震災の被害を伝えるギャラリー、平日も営業する飲食店などの構成でスタートしています。秋に予定される朝市のグランドオープンまでには、フードコートなども設置されるようです。

カナダ文化を紹介するスペースが設けられました
この日、午前11時過ぎにメイプル館のオープニングセレモニーが開かれ、友好の機運が一層高まりました。

ゆりあげ港朝市協同組合の櫻井広行理事長は、「天からの贈り物のような施設を提供していただきました。おかげで、この地に戻ることができました」と謝意を示しました。

カナダ大使館のポール・トッピル公使(商務担当)は、「末長く友好と経済交流のシンボルになるでしょう。朝市が地元経済に新しい活力を与えることを期待します」と語りました。

カナダ大使館商務担当のポール・トッピル公使
「木材によって、環境への影響を最低限に抑えることができます。東北地方の再建に少しでも貢献できたことを光栄に思います」

こう述べたのは、カナダウッドグループのポール・ニューマン代表です。

無償で設計・施工に当たったというセルコホーム。新本恭雄社長は次のように話しました。

「職人不足の中で、全国の支店から応援をもらい、完成にこぎつけることができて、ほっとしています。震災地の最前線に、このような優しく温もりのある建築ができたことを、非常に誇りに思います」

セルコホームの新本社長
セレモニーに続き、開館のテープカットと鏡割りが行われました。

一般公開された館内には多くの人があふれ、カナダ名産のメイプルシロップを使ったホットケーキが無料で振る舞われました。

関係者は満面の笑みでオープンを祝いました
海側にはウッドデッキがしつらえられています
海外からの復興支援を元にした施設が、商業施設のランドマークにとどまらず、復興を遂げる被災地のシンボルになってほしいと思いました。

(取材日 平成25年5月4日)

2013年5月19日日曜日

水張り田んぼと夕空。初夏だけの特別な雄景 (石巻市上品山)


石野葉穂香です。

私にとって、春の原風景は「田植えの頃の田んぼ」。
そして“音の原風景”は「カエルの大合唱」だったりします。

水が張られ、田植えが行われ、そして苗がまだ若いうち――。
およそ1カ月ちょっとぐらいの期間でしょうか。
田園地帯は、この季節だけの素敵な光彩に満ちあふれます。

空色を映した田んぼの水鏡――。
そのフレームを、萌えはじめの新緑や草花たちが明るく縁取ります。

入り日の頃には、黒々と塗りつぶされていく山々や森の影が、
茜に染まった田面を、雄大なコントラストの中に浮かび上がらせ、
やがてカエルの大合唱の中、そよ吹く風に街の灯が潤む――。

“お米の国”だけの、特別な風景です。

日没後、残照を湛えた田んぼが夕闇の中に浮かんできます

石巻市北郊。
旧北上川の右岸に、大きな牛が伏せたような、なだらかな山が横たわっています。
上品山(じょうぼんさん 467m)という山で、案外訪れる人影の少ない山です。

国道45号の「道の駅 上品の郷」から見た上品山。
写真中央、白いドームが建つあたりが山頂です

山頂付近は牧草地帯。夏には牛の放牧風景も見られます。
また、国交省のレーダーなどが設置され、無線行政の要衝でもあります。

休憩施設も、売店も、トイレもなく、観光客に対しては素っ気ない場所ですが、
ここには「わぁっ!」と声を上げてしまいそうになる雄大な見晴らしがあります。


北東側の眺め。
旧北上川と河口・追波湾、白浜崎などが見えます。
蔵王連峰、舟形山、栗駒山塊。
仙台湾、万石浦、旧北上川河口・・・・・・。
奥羽山脈もリアスの海も大空も、まとめてどーん。
圧倒的な大きさと爽快感に「わぁっ!」です

この日はちょっと雲が出ていましたが、
よく晴れた日は、奥羽の山並みが正面に連なって見えます。
よく撮影にやってくるというカメラマンのおじさんに
「今日の眺めは70点ぐらいですか?」と尋ねたら
「いやいやいやいや、そんなにいがねぇなー」とのことでした

昔々、仙台藩産米は、江戸で消費されるお米の3分の1を賄っていたと言われています。
江戸のお米の主力だったことから、仙台藩産米は「本穀米(ほんごくまい、本石米とも)」と呼ばれ、
米取引の価格基準米である「建米」の役割も果たしていました。

眼下に広がるのは、その、天下に名を馳せた「本穀米」の産地・仙台平野。
(狭義には「石巻平野」と呼ばれることも)

その間を、新旧2本の北上川が蛇行して流れていきます。

写真左でS字を描いているのが孫兵衛が開削した「新・北上川」。
右側で大きくカーブしているのが追波湾に注ぐ「旧・北上川」です

今から約400年前の元和2年(1616)、毛利家の旧臣で浪人だった川村孫兵衛は、
伊達政宗に才能を見いだされて仙台藩に招聘され、石巻の治水や河川の改修工事を命じられました。

孫兵衛は、約10年の工期の末、
追波湾(旧北上町)に注いでいた北上川の本流の7割を石巻湾に、
残り3割を追波湾に誘導するという大工事を成し遂げます。

大変貌した北上川の水を利用して、政宗は新田開発を奨励。
62万石の仙台藩は、実質石高100万石以上という全国屈指の米の生産地となりました。


上空に薄雲がかかる日の夕方、
雲が茜色に焼けると、田面も真っ赤に染まります
(この日は“50点ぐらい”でしょうか・・・?)

あぜ道を行けば、ほっとする“原風景”も、山の上から雄大に見晴らせば、
人々の暮らしの長い時間――歴史、
400年前は荒れ地だったところを、こんなにでっかい田んぼ変えたのか――という
人の力の大きさとすごさが胸に迫ってきます。

真ん中の橋は国道45号の飯野川橋。
その右側が旧河北町(飯野川)の街区です

震災から3度目の春――。
農事の暦は今年もめくられ、平野の生活誌もまた「春の章」から「夏の章」へと進み始めています。

水田を見晴らす山頂からの眺望。
見頃は、水稲の苗が大きくなる6月上旬まで。

初夏限定。“今”だけの眺めです。

心が広く大きくなれる雄景を見にぜひお出かけください。


●「上品山」
   
  所在地 / 石巻市河北町
  問い合わせ先 / 0225-93-6448 (石巻観光協会)

  ※県道33号線より、もう一本、山側の市道から山頂まで車で登って行けますが、
    入り口に看板などはありません。地図でご確認ください。
 
  ※夕景色の見頃は18:00過ぎ~20:00前頃です。
    参考までに日没時刻を記しておきます(ただし東京における日没時刻)    
    5月25日/18:46 (この日は満月。月の出は18:54)
    5月31日/18:50
    6月 5日/18:53
    6月10日/18:56
    6月15日/18:58

  ※日が沈むと山頂はぐっと冷えますので暖かい服の用意を。

(取材日 平成25年5月18日)